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【冷え症コラム(後編)】間違った対策、していませんか?

前回は冷え症の具体的な症状についてご紹介しました。最近では冷え症に悩む男性も多くなっているんですね…。

【冷え症コラム(前編)】私って、冷え症なのかも…?

今回は、冷え症の対策についてご紹介していきます。
具体的な対策はネットで調べるとたくさん出てきますが、実は地域ごとに効果的な対処法って全く違ったんです!

東北ならではの対策って!?


 
「お風呂に長〜く浸かったから身体が温まる」、「●●を食べると冷えを防止してくれる」…。アナタがしているその行動、もしかしたら逆効果かもしれません!
冷え症対策も、地域の天候や特色にあったものがあります。

私達が住んでいる東北は冷温多湿な場所なので、水を多く飲み過ぎてしまうと体の中でなかなか発散されないので「水分摂取過多系」になってしまうほか、比較的電車や地下鉄の乗り継ぎが簡単なことから歩く機会が東京に比べて少ないため、「運動不足系」も多いのだそう。水の飲み過ぎと運動不足には要注意ですよ!
水を飲む時は、まずは一口だけ飲むということをおすすめします。
 

東北の冷え症対策5原則

●食事は地産地消
やはり日本人は、味噌や醤油など日本特有のものが体に合います。
さらに、温かい地域や寒い地域、それぞれに合った食べ物があります。その土地の旬の食材を食べるようにしましょう。
東北ならではでいうと、これからの寒い季節におすすめなのが白菜!鍋やスープに大活躍ですよね。湯気が立ったものを食べると、体も温まりますよ。

●入浴で熱貯金
お風呂は冷え症に効くとよく言われていますが、お湯の中に入ることで熱が体の中に蓄えられ、継続的に体が温まるという仕組みがあります。
今はシャワーだけで済ます人が多いですが、熱が体の中に入らないので熱貯金が少なく、冷えの原因になります。
「長時間半身浴すれば冷えがとれる」と思いがちですが、寒冷地である東北は、長時間入浴するとのぼせて疲れてしまう上に風邪をひくおそれがあるので、あまり向いていないのだそう。
身体を温めるためには、『全身浴を5分×3セット』、短く入ることをおすすめします。

●布団はカラっと温かく
これから寒い時期になります。特に冷温多湿の東北の布団はとにかく冷たくて湿気がたまりやすい!冬場はなかなか温かくならないため、手足まで冷えてしまってなかなか眠れない…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時は布団乾燥機を使って布団の中の乾燥と湿気を取っておくとよいでしょう。
さらに、寝る前に湯たんぽを置いて、布団を温かくしておくというのも一つの手です。

●とにかく首を隠す服装を!
東北の厳しい寒さに耐えるために、皆さんもマフラーや手袋など首や手首、足首を温める対策をされていると思いますが、『くびれ』という言葉があるように、腰を温めるのも効果的なんですよ。


そのほかにも、血流を良くすることや水分を抜く事が冷え改善には重要なので、毎日寝る前に血流がたまりやすい手足の指先やふくらはぎをもむだけで症状を緩和することができます。今晩から試してみてはいかがでしょうか?
 

冷え改善の強い味方「漢方」

冷え症対策の一つとして、漢方も効果が期待されています。
ただ、「気が向いた時だけに飲む」というのではいけません。
食間(食事と食事の間)3回服用するのが基本ですよ。
目安として、10時、15時、寝る前のタイミングがおすすめです。習慣的に取り入れてみましょう。


 
漢方と一言で言っても、実は種類がた~くさんあるんです!
前編でお話した「水分過多系」、「運動不足系」、「お疲れ系」、「ストレス系」のタイプ別に効果が期待される漢方をご紹介します。


●水分摂取過多系…防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

●運動不足系…温経湯(うんけいとう)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

●お疲れ系…真武湯(しんぶとう)、人参湯(にんじんとう)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、八味地黄丸(はちみじおうがん)

●ストレス系…抑肝散(よくかんさん)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、香蘇散(こうそさん)



冷え症の原因と対策を2編に分けてお伝えしました。
対策として、地域に合わせた生活の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
また、漢方もうまく取り入れて、万病の元である冷え症予防・改善を行いましょう。
「私って冷え症?」と思った方は、お医者さんに相談してみてくださいね。

 

取材協力

定禅寺フローレンスクリニック 院長
佐々木 真美 先生
住所:仙台市青葉区国分町2-13-21 定禅寺アップルスクエア6階
TEL: 022-281-8671
〈診療時間〉
月・火・水・木・金・土…9:00〜13:00/15:00〜18:00
日・祝…休診日(第2・第4木曜日は往診のため休診いたします)
URL:http://j-florence.com/index.html

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