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みんな知ってた?仙台の雛祭りの歴史

仙台市歴史民俗資料館では、2月25日(土)から季節展示「ひな祭り」が開催されます。かつての仙台地方の雛祭りの様子などを見ることができる貴重なイベントです。
開催前の予習として、学芸員の畑井(はたい)さんと一緒に仙台の雛祭りの歴史を学んでいきましょう!

意外と知らない!?「雛祭り」の由来


 
―そもそも、雛祭りとはどのような由来で行われるようになったのですか?

畑井さん:3月の節句(3月3日)に行われる雛祭りは、女の子の祭りとされます。現在は雛人形を飾り、桃の花や白酒、菱餅(ひしもち)、ひなあられなどを供えるスタイルが一般的ですが、ひな人形は、元々は身のけがれをうつして川や海へ流す紙の人形(ひとがた)であったとされます。3月の節句の行事が庶民に広まるにつれてひな人形は鑑賞の対象として変化してきたようです。
(『日本民俗大辞典』参照)
 

―季節展示「ひな祭り」では仙台市ゆかりの焼物「堤焼」の雛人形が展示されるとのことですが、堤焼はいつごろから作られ始めたのか、その歴史を教えていただけますでしょうか。

畑井さん:堤焼は元禄時代(1688~1704)の頃、堤町に隣接する杉山(現在の台原付近)で始められた杉山焼がルーツとされます。
江戸時代の終わりには堤町にいた足軽たちが、副業として堤焼や堤人形の製作を始めたとされます。水がめや味噌がめ、漬物がめ、すり鉢、煮しめ皿などを作り、宮城県内や東北各地で販売されました。昭和の初め頃には土管の生産も行われました。堤人形も堤焼と同じく江戸時代から作られ、天神様(菅原道真)を模した人形を作ったのが始まりとされています。
(『仙台市史 特別編6・民俗』参照)
 

―300年以上の歴史がある堤焼の雛人形を見ることができるなんて貴重な機会ですね~!その他にも明治時代の雛人形や昭和初期の7段飾りも展示されるという事で、いろいろ聞きたいお話は山ほどありますが…続きはイベントに行って確かめたいと思います!畑井さんありがとうございました!
 

仙台市歴史民俗資料館 季節展示「ひな祭り」


 
■日時:2月25日(土)~4月2日(日) 9:00~16:45(入館は16:15まで)
※ただし入館料がかかります。
■場所:仙台市歴史民俗資料館(仙台市宮城野区五輪一丁目3-7)


【ビズプロ編集部】
 

取材協力

仙台市歴史民俗資料館 学芸員 畑井洋樹さん
住所:仙台市宮城野区五輪一丁目3-7(榴岡公園内)
TEL:022-295-3956
URL:http://www.city.sendai.jp/kyouiku/rekimin/


 
 

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