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今年の宮城の花粉飛散量を気象予報士が解説!



春の訪れとともにやってくる「花粉症」。
毎年この時期に頭を悩ませるという人も多いのではないでしょうか?
気になる今年の宮城県内の花粉情報を、「仙台放送みんなのニュース」のお天気コーナーを担当する平野気象予報士に聞いてみました!

今年の花粉量はほぼ例年並みとなる見込み

―例年に比べて、今年の宮城県内の花粉の飛ぶ数はいかがでしょうか? また、あわせて何月頃から気を付けなければならないか教えてください。

平野気象予報士:民間気象会社「ウェザーニューズ」の予測では、今年の宮城県内の花粉の飛散量は、ほぼ平年並みとなっています。ただ、去年の夏の県内の天候を振り返ってみると、全体的に気温が高く、日照時間が多くなっており、花粉が多く作られる条件は揃っているといえます。
場合によっては予測よりも多く飛ぶ可能性があるため、今年も例年通りの十分な対策が必要です。本格的な飛散が始まるのは2月下旬頃で、ピークは3月中旬~4月の初め頃になる見込みですから、花粉症の方はできるだけ早く対策をとる必要があります。
 

花粉が飛散しやすい条件とは?

―花粉対策をとるためには飛散量の変化を知る事が重要になると思いますが、どのような時に飛散しやすくなるのでしょうか?

平野気象予報士:花粉は、晴れて空気が乾燥し、気温が高く風の強い日に多く飛散する傾向にあります。また、「雨上がりの晴れ」にも注意が必要です。木から飛ぶ花粉に加え、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がり、一時的に飛散量が増える事があるためです。
さらに一日の中でも、昼前後と夕方は飛散量が多くなる傾向にあります。午前中にスギ林から飛び出した花粉が昼前後に都市部に到達する事と、上空に舞い上がった花粉が夕方頃に地上に落下してくるためと考えられています。

花粉の飛散量は、日々の気象条件に大きく左右されるものです。たとえシーズンを通しての飛散量が少ない予測であっても、飛びやすい気象条件になれば、大量に飛散する事も考えられます。ですから、今年は花粉が多いか少ないかという予測にとらわれ過ぎず、天気予報で飛びやすい日をチェックして、そうした日には特に入念な対策をとっていただきたいと思います。
 

スギ花粉が終わっても…「ヒノキ花粉」に注意!

―今年、特に県内で気を付けなればならない花粉などがあれば教えてください!

平野気象予報士:宮城県内で飛散する花粉はほとんどがスギ花粉ですが、ヒノキ花粉も飛散することがあります。ヒノキ花粉はスギ花粉よりも遅れて飛散し、4月頃がピークになると考えられます。花粉に特に敏感な方は、スギ花粉のシーズンが終わってからも注意が必要です。


いよいよ花粉シーズン到来ですね。お仕事やお出かけの際は、しっかりと花粉症対策をしましょう。


【ビズプロ編集部】
 

取材協力



平野 貴久(ひらの たかひさ) 気象予報士
1980年6月17日生まれ。愛知県出身。
「仙台放送みんなのニュース」(月~金18:14~)の天気コーナー担当。

☆コメント☆
天気マークには、一目見ただけではわからない情報がたくさん隠れています。同じ晴れでも、穏やかで暖かかったり、風が強かったり、さまざまです。宮城県に特化して、そうしたマークだけではわからない、細かな部分まで情報を伝えられるような天気予報を日々心がけています。
 

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