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花咲く季節を晴れやかに。米どころ大崎が生んだ日本酒「宮寒梅」

春と言えば花見酒。桜を愛でながら楽しむお酒はまた格別です。
これからの季節にまさにぴったりの、春の華を思わすような香りが特徴の日本酒「宮寒梅」(みやかんばい)をご紹介します。

大正時代より続く酒蔵「寒梅酒造」


 
宮城県大崎市にある「合名会社寒梅酒造」の歴史は大正時代までさかのぼります。1918(大正7)年5月に初代・岩﨑碩次郎(せいじろう)氏が『岩﨑酒造』として創立。

1943(昭和18)年には戦時下における米不足のため一度休蔵に追い込まれたものの、1957(昭和32)年1月5日に「合名会社寒梅酒造」として2代目・岩﨑静思氏が再建。現在の社長、岩﨑隆聡(たかとし)氏で4代目になります。


 
寒梅酒造の酒造りのこだわりは、何といってもお米にあります。宮城県内では唯一、醸造に使用する酒米全てに宮城県産米を使用しており、自社で酒米栽培を行っているのです。
醸造に使用している酒米全体の約2割が自社栽培米、その他は全て契約農家から仕入れたお米を使用。米どころ大崎ならではの全量純米酒蔵として、酒米栽培から醸造まで一貫して造り手の見える酒造りをされています。
 

震災乗り越えブランディングを一新

これまで、普通酒から本醸造まで50種類以上の清酒を醸造していた寒梅酒造。
多額の負債もあり、蔵の再構築を行っていた矢先に東日本大震災が発生しました。仕込蔵は全壊判定を受け、出荷間近の清酒3,000本も破損、搾り間近の醪(もろみ)タンクも2本流出すると甚大な被害で、廃業も頭をよぎったといいます。

しかし全国のファンや同業者からの支援を受け、蔵を再建する事を決意し、2013(平成25)年12月には仕込みを再開。それと同時に蔵の方針を見直し、それまで醸造していた普通酒や本醸造等の清酒は廃止し、醸造用アルコールを添加せず全量純米酒のみ(米と水のみの醸造)に一新しました。

 
▲宮寒梅四季醸造蔵

メインブランドである「宮寒梅(みやかんばい)」は、全量純米吟醸と純米大吟醸のみの商品展開にし、サブブランドに地元大崎市への想いを込めた「鶯咲(おうさき)」純米酒を展開。
蔵元自らが醸造から販売までを行い、商品流通も地酒専門店を主軸に行っているため、商品の周知・管理が徹底された環境で消費者に届ける体制が整えられています。
 

こころに春をよぶお酒「宮寒梅」

“一杯で旨い酒”をコンセプトとする「宮寒梅」は、咲き満ちるあでやかな香り、奥深い米の旨味と爽快なキレが特徴。
2015(平成27年)12月からは、ANA国際線ファーストクラス・ビジネスクラスの提供酒として採用、提供されているほか、アジア圏(香港・台湾・シンガポール)へ輸出するなど、海外展開も行われているお酒です。

【通年販売商品】
「宮寒梅 純米吟醸45%」


 
価格:720ml 1,620円/1,800ml 2,980円
蔵元の「こんなお酒があったら良いなぁ」という思いから誕生した宮寒梅の主軸となる商品。清涼感と透明感が特徴です。ラベルは書家のだんきょうこ氏によって書かれ、このお酒の酒質にマッチした清楚で可憐、華やかさと透明感が表現された書体となっています。

【宮城県内限定商品】
「純米大吟醸 斗瓶おりがらみ(火入)」3月中旬発売


 
価格:720ml 2,268円/1,800ml 4,320円
高純度に、濃厚に旨味だけを滴り落とした贅沢きわまる斗瓶取り。
そこに「おり」のまろみまで加え、一口至福の味わいに。
 

「純米大吟醸 ササニシキ33%(火入)」4月下旬発売


 
価格:720ml 1,944円/1,800ml 3,564円
極上のササニシキを、その名にちなみ33%まで前例なく磨き込む。
そうして一粒の奥の奥から旨味を招いた、惜しげもない円熟美酒です。


【春先におすすめ】
「四器 純米大吟醸」春以降発売予定


 
価格:720mlのみ:【爽酒】【薫酒】【醇酒】20,000円/【熟酒】30,000円
これまで築いてきた歴史と伝統を活かし、新たにデザインの力を加えて誕生した商品。東京とミラノに拠点を持つ「デザインオフィスnendo」と連携し、【爽酒】【薫酒】【醇酒】【熟酒】の4商品を展開。専用のグラスとセットになった新しい日本酒の楽しみ方を提案します。
 

「陽のしずく いちご酒」(通年販売商品)


 
価格:720ml 1,944円/1,800ml 3,240円
太陽のように真っ赤に輝く、山元町の名産いちご。その濃厚な甘味、上品な酸味を、ぎゅっとまるごとお酒にしました。
※上記商品価格はすべて税込表記となっております。
 

☆「宮寒梅」のおすすめの飲み方☆


 
冷やから常温の温度帯がベストな飲み頃だそうです。リキュールは炭酸割りもおすすめ。チーズをふんだんに使用したキッシュや、豚の味噌焼き、なんとチョコレートケーキやアイスクリームにも合うのだそうです!ぜひお試しあれ♪


先代から伝わる伝統の味を守りつつ、新しい取り組みにも果敢に挑戦し続ける「寒梅酒造」。その優しい風味は春の訪れを感じさせてくれるでしょう。
季節の移り変わりを楽しみながら、“こころに春をよぶお酒”「宮寒梅」を味わってみませんか?

【ビズプロ編集部】
 

取材協力

合名会社寒梅酒造
業務執行社員/経理・蔵人
岩﨑 真奈さん
住所:宮城県大崎市古川柏崎字境田15
TEL:0229-26-2037
HP:http://miyakanbai.com/

 

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