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温泉ソムリエが伝授!本気の温泉の楽しみ方



4月26日は「よい風呂」の日。これにちなんで、日本の文化でもある「温泉」の楽しみ方を改めて学んでみたいと思います!
「温泉の知識」と「正しい入浴法」を身につけた者のみがなれる温泉ソムリエ協会の家元、遠間 和広(とおま かずひろ)さんに、温泉をもっと楽しむ為の方法を教えていただきました。

基本の入浴手順

まずは、基本となる温泉入浴手順を学んでいきましょう。

①「入浴15~30分前の水分補給」
②「十分な『かけ湯』
③「足湯、半身浴を経て全身浴」
④「頭を洗う」
⑤「全身浴」
⑥「体を洗う」
⑦「全身浴、半身浴、足湯を経て上がる」
⑧「『湯口』で桶に汲んだ新鮮な温泉で『あがり湯』
⑨「浴室で体を拭く」
⑩「水分補給」

皆さんはきちんと守れていますか?
基本がおざなりになってしまっては本末転倒です。
今一度、この手順を頭に入れておさらいしてみましょう。
 

温泉ソムリエによる「入浴5箇条」

普段何気なく入っている温泉ですが、入浴の作法に気を付けながら入る事により新しい魅力を発見出来るかもしれません。
温泉ソムリエ 遠間さんによる入浴5箇条がこちら。

 
▲温泉ソムリエ家元 遠間さん

○その一「入浴前後に1杯ずつの水を飲むべし!」(入浴前後に水分補給すべし)
入浴すると発汗により血液粘度が高まり、「ドロドロ血」の状態になります。
入浴後だけでなく、入浴の前にも水分補給するのがポイントです。

○その二「入浴前には、足先など心臓の遠くから順に十分な『かけ湯』をすべし!」 
「かけ湯」は、体の汚れを落としてから入浴する為のマナーというだけではありません。温泉の泉質や温度に慣らす為のものです。
足先など心臓の遠くから順に、十分な「かけ湯」をしていきましょう。

○その三「頭には濡れたタオルを乗せるべし!」
長く浸かりすぎると起こる「立ちくらみ」や「のぼせ」。
立ちくらみは全身の血の巡りがよくなる分、頭の血流量が減る状態なので、熱いお湯をしみこませたタオルで頭の血管を開きましょう。
のぼせは、頭に血がのぼった“オーバーヒート状態”なので、逆に冷たい水をしみこませたタオルを乗せましょう。
「立ちくらみ防止」にはゆっくり浴槽から出る事が大切です。
<実践的には…>
のぼせやすい「内湯」と「夏の露天風呂」では「冷たいタオル」を頭に、
脳の血管が収縮して危険な「冬の露天風呂」は「熱いタオル」を頭に。

○その四「一気に長湯せず、『分割浴』をすべし!」
短い入浴と浴槽から出て休憩する事を繰り返すのが「分割浴」です。
例えば、「3分入浴して休憩、また入浴」を3回繰り返すと9分間入浴する事になります。
一気に10分間入浴するよりも、9分間の「分割浴」の方が湯冷めしにくいのです。

○その五「疲労回復には、膝下の『温冷交互浴』が有効なり!」
膝下にお湯をかける事3分、水をかける事1分、これを3~5回ほど繰り返すと、末梢血管が広がり疲労物質が排泄されやすくなり、疲れを回復させる効果が期待されます。
※心臓に負担をかけないために「膝下」としていますが、水のみ膝下にし、お湯3分は普通の入浴でもかまいません。

 

知らないと恥をかく!温泉入浴マナー

公共の場である温泉ではみんながしっかりマナーを守り、気持ち良く入浴したいものです。
「タオルを浴槽につける」、「かけ湯をしないでいきなり入浴する」というのは問題外として、意外とやってしまうのが、「浴室で体を拭かずに脱衣場に戻ってからバスタオルで体を拭く」。これはれっきとしたマナー違反なんです。脱衣場が濡れたり異臭がするのは、これが原因なのだそうです。浴室で体を拭くと湯冷めもしにくいので、自分の為にもしっかりと体を拭いてから脱衣場に戻るようにしましょう。

 

宮城県で春におすすめの温泉

宮城県には魅力的な温泉がたくさんありますが、中でも春におすすめの温泉がこちら。

○中山平温泉【大崎市】
肌の角質が取れてツルツルに!これにより肌からの水分の発散が盛んになるので、ぽかぽか暖かくなる春に清涼感が感じられます。

○青根温泉【川崎町】
それなりの標高ながら高すぎず、環境が変わりやすい春に優しく体を癒してくれます。
 



☆ワンポイントアドバイス:暖かい春の入浴法☆


 
ぽかぽかと暖かい春の温泉では、のぼせ・熱中症防止の為に、頭に水で濡らした冷たいタオルを頭に乗せるのがおすすめ!

 




正しい入浴方法を知って、楽しく温泉に入れるように心がけましょう♪
また、「温泉ソムリエ」について気になったという方は、魅力や資格の取得方法についてご紹介したビズプロの「温泉ソムリエ」って何?という記事をご覧になってみてくださいね。(https://bizpro-x.com/article/2177)

【ビズプロ編集部】

 

取材協力

温泉ソムリエ協会
家元 遠間 和広さん
住所:新潟県妙高市赤倉34-2
URL:http://www.onsen-s.com/
(専用電話なし)


 
 

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