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【コラム】目をそらさない。育児と介護を考えよう


【※FQ JAPAN VOL.40(2016年秋号)より転載】

父親であると介護はいつかやらなければならないもの。そんな介護と育児の経験が互いに与えるポジティブな影響を1歳の女の子を育て、介護経験のある森島さんに伺った。
 



Q. 介護は、僕らパパにとっていつかやらなければいけないものですが、まずは介護経験者である森島さんが介護に関わることになった経緯を教えて下さい。

私が介護に関わることになったのは、妻側の家族で介護が行われていたからです。

妻の母方の祖父母が要介護認定を受けたのは今から10年近く前だったと聞いています。まず、妻の母が祖父母宅に週2回から3回通って介護をするようになったそうです。その後、祖父の要介護度が高くなったことで、通うだけでは十分に介護をしきれなくなり、妻の両親が祖父母と同居をはじめました。

私が結婚したのはこの頃で、2012年末のことです。2014年に妻の実家近くに新居を構えて2人暮らしをはじめ、同じ年に娘が誕生しました。

あくまで介護を行う主体は義母でしたので、私が担ったのは限られた内容です。例えば、義理の祖父が病院に行く時に祖母と一緒に留守番をしたり、箸を自由に扱えない祖父にご飯を口まで運んだり、トイレまで一緒について行ったり。

2年前に祖父が亡くなった時、義母が泣いているのを見ました。その涙には、亡くなった悲しみだけでなく、介護をしなくて良いという状況になったことに対する安堵の気持ちもあったのではないかと私には感じられました。要介護度が低いうちは家族で引き受けることもさほど難しくはないかもしれませんが、要介護度が進んでくると次第に負担が大きくなっていくため、義母にとってはかなりの負担となっていたのではないかと思います。そんな経験を経て、仕事に限らず、介護という領域で何か自分にできることがないか探し始めました。
 



Q. ご家族の介護以外ではどのようなことを?

会社で開かれている社会の課題を取り上げる「ダイバーシティ」に関する不定期の講座で、介護についての回に参加したり、地元で開かれている認知症サポーターの講座に参加したり、介護施設で1日体験介護をしたりしました。今の自分にできる範囲で介護に関する知識や経験を増やして、少しでも世の中の役に立つことができれば、と考えています。



育児と介護の経験は、父親にどんな影響を与えるのでしょうか?
この続きは、「FQ JAPAN 男の育児online」でお楽しみください。
 

取材協力

FQ JAPAN 男の育児online
☆雑誌社からのコメント☆

雑誌『FQ JAPAN』2017年夏号[VOL.43]6/1発売(定価500円)
 

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