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2018年宮城の花粉情報を気象予報士が解説!

2月も下旬に差しかかり、そろそろ春の息吹が聞こえてくる頃ですよね。そして、春の訪れとともにやってくるのが、そう、“花粉症”です。毎年この時期に頭を悩ませるという人も多いのではないでしょうか?
そこで、今年の県内の花粉情報を平野気象予報士に聞いてみました!

今年の花粉飛散量は例年より少なくなる見込み

―例年に比べて、今年の宮城県内の花粉の飛ぶ数はいかがでしょうか? また、何月頃から気を付けなければならないか教えてください。

平野気象予報士:今年は例年と比べると、花粉の飛散量は少なくなりそうです。民間気象会社「ウェザーニューズ」によると、宮城県内の花粉飛散量は、少なかった去年と比べるとやや多いものの、例年の6割ほどと予想されています。

花粉の数は、前年の夏の天候に大きく左右されます。夏に気温が高く、日照時間が多いほど、翌年春の花粉飛散量が多くなります。昨年の夏を振り返ってみると、特に8月は曇りや雨が続き、低温と日照不足が顕著でした。この天候不順が影響して、作られる花粉の数は少なくなっているとみられます。

ただ、油断はできません。花粉は、県をまたいで飛散してくるものもありますし、飛びやすい気象条件が揃えば、大量飛散という事も考えられます。多い、少ないにかかわらず、例年通り対策をとっておく事が重要です。
3月上旬ごろから飛散が始まる見込みで、特に症状の重い方は、早めに対策をとっていただきたいと思います。



 
提供:ウェザーニューズ

ピークは3月中旬~4月上旬ごろ!

―花粉のピークはいつ頃になりそうですか?また、ピーク時に気を付けておくべき事がございましたら教えてください。

平野気象予報士:飛散のピークは3月中旬~4月上旬ごろになる見込みです。

花粉は、体の中に入れないという事が一番大事です。まずはマスクをする事。そうする事で、吸い込む花粉の量を3分の1から6分の1に減らす事ができると言われています。マスクは顔にフィットするものを選び、しっかり鼻まで覆ってください。マスクの内側にガーゼを当てると、さらに花粉の量を減らす事ができるでしょう。

次にメガネ。花粉症用のメガネであればなお良いですが、通常のメガネでも、目に入る花粉の量を40%ほど減らす事ができるとされています。
コンタクトレンズは、アレルギー性結膜炎の症状を悪化させる可能性があるため、メガネに替えたほうが良いとされています。

そして服装も重要です。ウールの服などは花粉が付着しやすく、家の中に花粉を持ち込みやすくなってしまいます。表面がツルツルとした素材の服を着て、家に入る前にブラシなどで花粉を払い落とすようにしてください。

 

「雨上がりの翌日の晴れた日は花粉が多い」ってホント!?

―「雨上がりの翌日の晴れた日は花粉が多い」なんて事を良く聞くのですが、これって本当なのでしょうか…?

平野気象予報士:雨の日は雄花が濡れて開かないため、花粉はほとんど飛散しません。しかし、翌日晴れると、雨の日に飛ばなかった分の花粉も飛ぶ事になるため、飛散量は多くなる傾向があります。
晴れても気温が低いなど、気象条件によっては必ずしも大量飛散には結びつかない場合もありますが、「雨上がりの翌日の晴れ」は、注意しておくべき日の一つといえます。その他、気温が高い日空気が乾燥して風が強い日も、花粉の飛散量が多くなる事が知られています。

また花粉は、時間帯によっても飛散量が変わります。一般的には、昼前後日没後に多くなる傾向があります。これは、気温が上がって午前中にスギ林から飛び出した花粉が、数時間後に都市部に到達するためと、上空の花粉が日没後に地上に落ちてくるためと考えられています。



時間帯によっても飛散量が変わるのですね…!昼前後と日没後は特にしっかりした対策が必要になりそうです。
いよいよ花粉シーズン到来ですね。お仕事やお出かけの際は、しっかりと花粉症対策をしましょう。


【ビズプロ編集部】

 

取材協力



平野 貴久(ひらの たかひさ) 気象予報士
1980年6月17日生まれ。愛知県出身。
「仙台放送みんなのニュース」(月~金18:14~)の天気コーナー担当。

☆コメント☆
天気マークには、一目見ただけではわからない情報がたくさん隠れています。同じ晴れでも、穏やかで暖かかったり、風が強かったり、さまざまです。宮城県に特化して、そうしたマークだけではわからない、細かな部分まで情報を伝えられるような天気予報を日々心がけています。
 

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