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【子育てママ応援コラム第20話】失敗しないと成長しない

パフォーマンス・エンハンスメントコーチ、林 健太郎氏による―子育てママ応援コラム―
第20話は「失敗しないと成長しない」。

失敗の経験が子どもを成長させる!

子育てに関する講演会で話をすると、「子どもが失敗しないように」と親が先回りしてやってあげたりしているという話を聞きます。


 
しかし、失敗しないで上手くなる事なんてあるのでしょうか?
歩き出す時も自転車に乗る時も何度も転んで(失敗して)徐々に感覚を掴んでいくものです。
そしていつの間にか歩けるようになり、自転車にも乗れるようになります。


私はよく部活動やスポーツの現場に関わる事が多いのですが、指導者の方は自分が色々と経験をしてきた結果、一番効率のいい練習やフォームを教えたりします。最短距離を教えるのですが、選手にはそれがなぜ最短距離なのかが分かっていません。自分の考えと真逆の事を言われたりもするので、腑に落ちない顔をして練習している選手もいます。

この腑に落ちない状態というのは、やりたくない状態なので、いくら良いノウハウだったとしても吸収してくれません。
それがその選手にとって最善の練習方法であったとしても、自分で理解して必要性を感じて取り組まない限りなかなか成長しないのです。

だからあえて失敗する必要があり、一見遠回りのように見えますが選手が思う練習方法をやらせてみて、そこで限界を感じた時に初めて指導者の言っていた練習方法の方が良い事に気づき、今度は一気にその方法を吸収し始める訳です。結果的には遠回りしているようですが、最初から最短距離を行かせようとした時よりも早く習得するのです。


現代はインターネットがあるので、生まれながらに情報の洪水の中にあります。だから、どんな行動をする時も、まずは情報を集めて無駄なく効率良く行動しようとします。

これはとても賢い事ですし、情報があるのだから利用するのは良い事です。
しかし、その情報は誰かが出している情報であり、それが真実であるかどうかも分かりません。その情報を出している人のフィルターを通して発信されているので、その隙間にあるもっと大切なものを見落としている事だって十分にある訳です。


人生に無駄な事などない、と良く言われますが本当にそう思います。
失敗したなら、その方法では上手くいかないという事が分かった、という事が財産となるし、なぜ上手くいかないかという課題も見えてくるでしょう。

成功者達は失敗してきたからこそ、どうすれば上手くいくのか、何をやっていけないのかという事を深く理解しているのです。
しかし、失敗させなければその深みは出てこないので、「何で?」と聞かれても「◯◯さんが言っていたから」としか答える事が出来ないのです。


 
何よりも肝心なのは、親や年配者、先生や監督は一度や二度の失敗で、子どもや若者に「ダメな奴」というレッテルを貼らない事です。
日本人の文化なのか、若者が自由に失敗出来る環境がないような気がします。失敗がないという事は、成功もないという事です。

子どもにはどんどん失敗させてあげてください。それが、子どもが大きく成長する要因になります。

 

【子育てママ応援コラム第19話はこちら】
 

著者


 
林 健太郎
株式会社CROSSOVER 代表取締役
パフォーマンス・エンハンスメントコーチ(パフォーマンスを最大化する)

認知科学をベースとしたコーチングを展開し、
プロスポーツ選手や企業・学校・個人に対してマインド(脳と心)の使い方を教えている。

・思い通りの結果を出す脳の使い方
・成長を加速させる子供や部下との関わり方
・お客さんに「あなたから買いたい」と言わせる逆指名の営業術
・努力をせずに簡単に痩せられる脳の使い方
などの講座を行なっている。

Facebook:https://www.facebook.com/kentaro.hayashi.900
Instagram:coach.kentaro(林健太郎)



 
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