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【パパコラム第101話】言葉のズレを考える

パパの活躍は家族のカナメ-笑顔溢れるパパのススメ-
第101話は「言葉のズレを考える」。

言葉のズレを無くす為に必要な事とは?


 
最近、子ども達の会話でよく聞こえるのが、「そうじゃなくて」という言葉です。よくよく聞いてみると、そんなに難しい話ではないようです。

車でラジオを聴きながら、
長女「この歌ってCMの曲だよね」
次女「あのCMのお菓子って美味しそうだよね」
長女「そうじゃなくて…」
次女「えっ!?」

こんな具合です。次女の受け答えはそんなにおかしいものだとは思わないのですが、長女は納得出来ないようです。ここで私が気になったのは、お互いに話題は一緒なので、通じているものはあると思うのですが、ちょっとした会話のズレが生まれているという事です。

ちょっと考えてみました。長女は曲からCMをイメージしていました。次女はCMをイメージして、美味しそうなお菓子だった事を思い出しています。どちらも理解出来ます。会話なので次々とイメージされた事が表現されますよね。言葉はお互いに理解出来ているのに、イメージの過程が表現されていないので意図しない返事があったのだと思います。言葉は伝わっているのに過程やイメージが表現されない事でズレが生じていました。これは夫婦の会話でも同じです。好きで一緒になったのですが、考え方や価値観は違っているので、ズレがあります。最初のうちはしょうがないなぁと軽く済ませて、違和感があるまま過ごして、いつの間にか合わせる事が面倒になって話をしなくなってしまう。そんな事は良くありそうです。近しい仲だからこそ伝わっていると思っているけれど、思っているほど伝わっていないと思いながら話す事が重要です。


 
子ども達の会話に戻ってみると、長女としては「そうだよね」と言って欲しかったのだと思います。その次に「あのCMのお菓子って美味しそうだよね」と言ってもらえれば、「そうじゃなくて」と言わなかったのかも知れません。会話は相手に「そうだよね」と受け取ってほしい部分があります。家族になると、受け取っている事という表現を知らず知らずに減らしてしまいます。「分かっているよね」と相手に甘えてしまうからなのだと思います。甘えたい気持ちも分かりますが、一緒に生活する家族ですから、伝わって共感出来るような関係を作ったほうが、楽しく過ごせるようになります。一言、「そうだよね」と言えるような関係が笑顔のポイントですね。


 

【パパコラム第100話はこちら】
 

著者

NPO法人ファザーリング・ジャパン東北
工藤 賢司

2011年3月の東日本大震災をキッカケに地域貢献を決意して活動を開始。
NPO法人ファザーリング・ジャパン東北の代表を努め「日本で一番、働きたくなる街、みやぎ」の創造を目指している。
現在は、
・イクメン、イキメン、イクボス講座
・働き方改革の指導
・家族間のコミュニケーションアップ
 など講演を行っている。
Facebook:https://facebook.com/kudo.coach
ファザーリング・ジャパン東北:http://fjtohoku.jp/




 

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