episode:暮らし手の未来を考える「地に時を刻む暮らしづくり」

合同会社negla設計室

洗練されたデザインと、家族の繋がり、環境への配慮を大切にした永く愛される家づくりを提案。
材料に主に宮城近県で育った国産無垢材を使うことで、土地や風土に合った住まいを設計している。

設立のきっかけを教えてください。

東日本大震災後、全国から様々な工務店やハウスメーカーが東北に集まりました。おかげで素晴らしい早さで復興が進みましたが、中にはずさんな工事や欠陥住宅もありました。そういった状況を見てきて、当時建築会社に勤めていた私達にもっと出来る事はないかをずっと考えていたんです。高価ではなく、適正な金額で本当の意味での良い住まいをご提案していきたいと思い、代表の菅藤と一緒に元々働いていた会社から独立し、2015年(平成27年)5月15日に合同会社negla設計室を設立しました。社名であるnegla(ねぐら)の由来は、漢字の「塒」からきており、寝床や自分の帰る場所という意味を持っています。私達は『地に時を刻む暮らしづくり』をコンセプトに、家族の日常で普段何気なく交わされる「ただいま」「おかえり」という言葉を大切にした、ぬくもりのある暮らしを提案しています。

主な事業内容を教えてください。

主に自然素材を利活用した住宅の設計・施工・新築・リフォーム・リノベーションを行っております。当社は宮城県や福島県などの国産材をメインに使っています。やはり東北で育った木というのは東北の土地や風土になじみやすいんです。しかし、日本の木材自給率は3割にも満たしておらず、7割以上が外国から安く輸入してきた木材を使用しているという状況です。外国から木材を輸送した場合、タンカーなどで運ぶ為、重油を燃やし、地球の温暖化にも繋がっているんです。私達は、国産材を使用する事により、暮らし手さんと共に環境にも配慮した住まいづくりを目指しています。これまでに新築で1棟をつくり、現在新築2棟目を施工中で、リノベーションに関しては3棟手掛けています。 施工の流れは、まず設計の前にお施主様の描く暮らしやご家族構成、間取りについてヒアリングをさせていただき、プロとしての目線とお施主様の考える暮らしをすり合わせながらプランニングを行います。プランが決定した時に「設計契約」をさせていただき、契約後に正式なプランを起こしていきます。ここまでで大体3ヵ月、その後工事が大体6ヵ月なので、最短で9ヵ月の期間を見ていただければと思います。ヒアリングを通して作り上げるプランは私たちの強みですし、何よりお客様と納得のいくまで何度も打ち合わせを重ねていきます。それによりお施主様の暮らし方に寄りそう設計と信頼しあえる家づくりができると確信しています。

暮らし手とつくる新プロジェクト『HALF BUILD PROJECT』をスタートされたそうですが?

『HALF BUILD PROJECT(ハーフビルドプロジェクト)』は、お施主様も私たちnegla設計室と一緒に手を動かし、直接家づくりに携わっていただく事で、楽しみながら住まいをつくりあげていくというプロジェクトです。以前から代表の菅藤と付き合いのあるお施主様が震災後の代替地を活かした家づくりをご検討されていて、その方が建築にもご興味があり、私達工務店が工事のおよそ半分を手掛けつつ、お施主様が壁を塗ったりなど自分達で出来る所を手掛けていただくことで、それぞれが補い合い、一つの住まいを作り上げていきます。「立派でなくてよいから、本物に身を置きたい、無骨でも古さを味わえる住まいこそが私達に似合っている」というお施主様の強い思いが、このプロジェクトを立ち上げるきっかけとなりました。DIY(※)よりももう少し規模の大きい企画になりますね。もちろん危険な作業ですとか、何か重い物を運ぶ作業は私達工務店がやりますし、お施主様自身で家をつくるのでなおさら愛着もわくと思います。また、お施主様のご協力のもと、家をつくり上げるまでの過程をホームページで随時公開していったり、骨組みだけが出来ている状態での構造見学会や、最終的に建物が完成してからの見学会などを開催し、この活動をたくさんの方に見て、知っていただきたいと思っています。
※DIY(ディー・アイ・ワイ)…専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすること。

今後行なっていきたい事は?

ただ家をつくって終わりではなく、お施主様が選ぶ家具や食べ物などを含めたライフスタイルそのものを提案出来る会社にしていきたいと思っています。もしかしたらお金をかけていいものをつくる事は出来るのかもしれませんが、環境やコストの事を同時に考えながら、満足していただけるお家をつくっていきたいですね。起業からまだ1年弱ということもあり、これからという所ですが、嬉しい事に今まで出会ってきたお施主様からも高い信頼を得られており、住まうご家族が実際に暮らしていく様子を見学させていただくことにもご協力いただいているんです。家づくりを検討されている方にはぜひ参加していただきたいと思っています。

20年後、どのような会社になっていると思いますか?

利益の為に家づくりをしていくのではなく、社員それぞれがそれぞれの立場で強い志を持って仕事をしているので、これからもそういった思いは忘れずにいきたいですね。設計・施工の件数が増えてきた時に、お施主様との繋がりというものが薄れてしまわないように、そういった部分を補って、それぞれの暮らし手さんからより高い信頼を得られる会社でありたいです。暮らし手の未来と同じくらい環境への配慮も考えておりますので、宮城県近県だけでなく、20年後はもっと多くの人にnegla設計室がつくり上げる住まいで暮らしてほしいと強く思っています。

ビズプロ・クロスをご覧になっている皆様へ

当社の理念である『地に時を刻む暮らしづくり』という言葉には、新築はもちろん、今まで暮らしてきた住まいでも、建物が古くなったからといって、思い出の詰まった住まいを使い捨てのように取り壊すのではなく、リフォームやリノベーションをしてその住まい、その土地に永く住んで欲しい、より永く愛される住まいで暮らして欲しいという想いが込められています。それに、普段の家族と過ごす日常って、実はすごく幸せだと思うんですよ。何気なく交わされる「ただいま」「おかえり」という挨拶や、帰って来た家族を出迎えたりする、そんな当たり前の日常が当たり前では無いことに改めて気付かされました。地域に根差した住まうご家族目線の家づくりを多くの方々に広めていきたいと思っていますので、家づくりをご検討されている方はお気軽にお問い合わせ下さい。

合同会社negla設計室
〒981-3223 宮城県仙台市泉区住吉台西1-14-18
TEL:022-725-6082 FAX:022-725-6083(定休日/水曜日)
E-mail:info@negla.jp
HP:http://www.negla.jp/